速報レポート29 「おてんと3の収穫祭」活動日:10月22日(日) 参加者:長谷中学校3学年10名 指導者:学校職員2名
【学級通信より】
保護者・地域の方16名 「中学生にできる地域おこし~伝統野菜で長谷をHOTに~」をテーマに、昨年から内藤とうがらしの学習をし、今年度4月から本格的に自分たちの手で育ててきました。雨の日も風の日も、カンカン照りの太陽の下でも、大切に大切に育ててきた内藤とうがらし。これが起爆剤となって、私たちの住む長谷が元気になることを願って、様々な活動を行ってきました。 私たちが作る内藤とうがらしラー油(商品名:長谷の太陽)はオリーブオイルで作ります。オリーブオイルによって市販のラー油よりもマイルドになります。用意したオリーブオイルは31リットル。ラー油用の瓶は400本。目の前に並ぶと、業者の作業場のようでした。学校の畑で採れたネギとニンニクも用意し、レッツ!クッキング! 種を一つ一つ取ります 見本を示し、全員、分量を一定にし とうがらしが舞う…目が… 乾燥させた内藤とうがらしの種を抜き、ミキサーにかけると、ラー油づくりが初めての参加者は目を覆い、マスク越しでも、むせかえっていました。ニンニクとネギを入れたオリーブオイルを熱していきます。今回はすべての行程で分量や加熱時間を一定にし、味を均一にしました。粉末の内藤とうがらしに、熱した油を一気に流し込むと、ジュワーっという音とともに、いい匂いが立ち上りました。今回は内藤とうがらしの赤色がうまく出て、真っ赤なラー油が完成しました。ラー油を作った搾りかすは食べるラー油にし、ご飯にまぶしておにぎりにしました。これも絶品でした。 ジュワーっという音 ニンニクとネギのいい香り 瓶はすべて煮沸消毒。すごい量… 食べるラー油もできました まずは大きな容器に移します じょうごを使って一本ずつ、瓶に丁寧に注入していきます。400本詰めるのに1時間かかりました。完成したラー油を机上に並べると、達成感も一入でした。 すべて同じ量にしよう 生徒が大人にレクチャー 机に乗り切るかな? あれ?今何本まで数えたっけ? 机が真っ赤 400本作りました! 今回は収穫祭ということで、午後は校舎の軒下でバーベキューをしました。さすがは「おてんと3」の愛称を持つクラス。世間ではこんなにも台風の話題で持ちきりなのに、この時間だけ雨はほとんどやみました。自家製ラー油をいろいろなものにかけて食べました。お肉にも野菜にも、ピザにもデザートにもなんでも合う、万能ラー油。これ絶対に人気出るよ!買ってきたお肉の量がすごくて…みんな苦しくなっていたね。 バーベキューで収穫祭 このラー油、何にでも合う! 食べるラー油も地域食材にしたいね 私たちの「長谷をHOTに」の活動はまだまだ続きます。いろいろな団体から「長谷の内藤とうがらし」のPRの依頼が来ています。伊那市長さんからも「ラー油が欲しい」と言われています。私たちの取り組みが実りを迎えようとしています。 ゆくゆくは、この内藤とうがらしを長谷地区の皆さんが地域をあげて育てるところまで発展していってほしいです。4月、私たちは自分の足でパンジーの苗を配りながら長谷の800件の家を周り、長谷の地を歩き、自分の住む地域が、今どんな状態にあるのかを自分の目で見てきました。一人暮らしのおじいさん、おばあさんがたくさんいました。空き家になっている家もたくさんありました。私たちの住む長谷には耕作放棄地がたくさんあります。そこでこの内藤とうがらしをどんどん栽培してほしいです。 速報レポート1 速報レポート2 地域のために中学生ができること 速報レポート3 内藤とうがらし 無事移植終了 速報レポート4 マルチで植え替え準備 速報レポート5 長谷の縁側 速報レポート6 着々と 我らの思い 届きゆく~内藤とうがらしの俳句~ 速報レポート7 期待に応えたい 速報レポート8 保護者の方々に感謝 速報レポート9 一歩前進 地域の方々に感謝 速報レポート10 雨は降らねど 草ボーボー 速報レポート11 伊那市のために 長谷のために 速報レポート12 摘心 摘葉 農業は奥が深い 速報レポート13 STEP BY STEP ~一歩一歩確実に~ 速報レポート14 やりがい 速報レポート15 長谷を真っ赤に染めようっ! 速報レポート16 地域の目玉になぁれ 速報レポート17 長谷を真っ赤に 長谷をHOTに 速報レポート18 YAMA FES 2017 速報レポート19 実がなった! レポート20 「あっという間にジャングル!」 速報レポート21 「新種!? 内藤ししとう!?」 速報レポート22 「劇的Before After」 速報レポート23 「赤は・・・やっぱり・・・」 速報レポート24 「赤の収穫~序章~」 速報レポート25 「赤い絨毯」 レポート26 「秋の『紅葉』ならぬ『紅実』」 レポート27 「摘んでも摘んでも 抜いても抜いても」 速報レポート28 「種抜き始めました!」 速報レポート29 「おてんと3の収穫祭」 レポート30 「中学生が地域を支える」 ■別年度のレポート 2020年度 鍬を持て!中学生の開墾キャンプ ~ふるさとの自慢の畑と味を復活させよう~ 実施レポート 2018年度 鹿嶺の頂を極める! 〜激辛ジビエカレーで地域おこし〜 実施レポート プログラム検索に戻る |