速報レポート１　アイ、ムラサキの植え付けをしよう

　3年生は、総合的な学習の時間に「めざせ、薬草博士！」に取り組んでいます。6月から学校が再開され、2日目にアイを薬草園に植えました。「アイ」は薬草の一種で解熱、解毒に効能があります。昔から親しまれている染物の材料としても有名です。3年生では、毎年、地域のシオノギ製薬油日植物園の皆さんに教えていただき、アイを育てて、アイ染めに挑戦しています。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休業が続き、子どもたちの手で植え付けができるのか心配しましたが、6月から学校再開となり、みんなで植え付けることができました。甲賀町は薬の町で、昔から製薬会社が多くあったこと、昔の人は薬草を利用していたことを話し、薬草の一つであるアイを植えました。
　6年生は、ムラサキの植え付けをしました。万葉集の中には額田王がうたった「あかねさす　紫野行き　標野行き　野守は見ずや　君が袖振る」といううたがあります。このとき、薬狩りをされたというのが、滋賀県南部の地域でムラサキという草だそうです。解熱、消炎効果があるそうです。毎年、シオノギ製薬油日植物園さんに教えていただき、春にこのムラサキを薬草園に植え、１２月に根っこを掘り起こして紫根染めをします。また、染めた布を使って、卒業記念に家族へのプレゼントを作ります。毎年6年生がしているので、子どもたちは植え付けのときから染物のことを考えたりプレゼントのことを考えたりして成長を楽しみにしています。

3年

6年

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