NO団体名主な企画内容
10 つくし野ビオトーププロジェクト(東京都) 「都市近郊に住む子どもたちが、作物を植え・育て・収穫し・食べ、いきものとふれあう『体験的環境学習活動』」
人類未曽のコロナ禍に負けることなく、春から秋にかけ、「自ら作物を植え・育て・収穫し・料理して食べる活動」を通じ、自らや生き物の命や地域環境について理解を深める企画。

速報レポート29 こどもの国 下見探索 (2/2 いきもの篇)

活動日 :2021年9月11日
活動場所:東京都町田市
参加人数:子供の合計:―名/参加者総合計:3名(顧問・代表者のみ)
活動内容

こどもの国を探索(2/2:いきもの篇)
 大きなビオトープとして…



ビオトープは、様々な生き物が生態系を形作り、生きている生息空間。
ビオトープにはいろいろなタイプがあるけれど、多様で豊かな環境があり、生き物の関係が複雑で、多種の生き物が生きているビオトープは評価が高い。
その意味で、こどもの国は、自然が残されて長く手付かずの部分と、ヒトの手が細かく入った部分とが混在し、大きく豊かなビオトープとなっている。
普段から、遊びの場所という認識を持っている人は多いけれど、大きなビオトープ…という認識を持っている人は少ないのではないか??

家族づれが、割りばしとタコ糸、裂きイカで手長エビ狙い。



捕まえていたのは、冒頭のモツゴとヌマエビ。
お願いして写真を写させていただいた。



子どもの国の生きものと言えば、正面ゲートの前の道にはこんな交通標識が!
夜間、横断中の交通事故が多いものか?



駅からゲートに向かう横断歩道橋には、夜間この橋を使う動物を調査のために撮影する麻布大学のカメラが、昨年以上の台数が設置してあり。



園内を探索していると、たくさんドングリが落ちている場所がある。
周遊路のこの場所はどうやら小動物のえさ場になっているらしい。
近くの道路上に「ためフン」もある。



下の写真の左端の歩道の上に、ためフンがある。
その場所を狙って、ガードレールの外側から2台の記録用のカメラが狙っている。
昨年の活動で久々に見つけた「プラナリア(和名:うずむし)」を今年も探索。
年間を通じて流水の水質が保たれ、水温が高くなると生きていけない生き物だから、環境が安定した場所でないと見つけられない。
船崎、高見両顧問が石をひっくり探して捜索。



いたいた!!
左側が頭。
小さな目もちゃんと2つ見える。



ホオバの木を見上げると、不思議なことに一枚の葉の裏にセミの抜け殻が集中している。
高い位置にあり、たどり着くのは大変な場所。
この一枚だけが特別であるようには見えないけれど…。



下は「妖精の輪(フェアリーリング:日本語では菌輪、菌環)」と呼ばれる現象
(右側から上にかけての半円弧)。
キノコなどが、リング状もしくはその一部をなして生える状態。



高木にたくさんぶら下がっていた直径40ミリほどの木の実は、初めて見たもの。
名前はよくわからず。



これはよく見かけるツユクサ。



白いヒガンバナ。



オオデマリかな?



クズの花。マメ科なので、マメのような実が付く。



カラスウリ。まだ時期が早いのでつややか!



こどもの国全体に、ナラ枯れの被害は広がっていて、枯死した木の伐採済の切り株があちこちに…。
プラスチックのシートがかけてあったり、リング状に切り込みが入れてあるのは、萌芽更新を避けるためか?



これは、コゲラなどのキツツキの仲間の巣痕か?



あちこちに付けてあった巣箱。
巣箱に詳しい立場からすると、我々が作っているものと比べると少し巣穴の直径が小さいのでは?
巣箱の直径は、誘致したい鳥の種類によるのだけれど、シジュウカラは27~28㎜。
これ以下の直径を利用する鳥はいないように思うのだけれど…。
また、シジュウカラなどは、巣箱の中に巣材が残っていると次の年には営巣しない。
毎年、営巣後、冬の間に中を掃除する必要があるのだけれど、それをしないと、環境の中にクギや針金といった人工のごみを残してしまうことになる。



こどもの国入口前の高木の上には「アオサギ」が奈良川の魚を狙ってとまっていた。



なお、この報告は、下記の当団体専用HPに掲載し、公開したものをベースにしています。
https://biotop-project.blogspot.com/2021/09/blog-post_14.html


速報レポート1 「畑のお世話  ~キャベツやホウレンソウの収穫をしよう!」 
速報レポート2 「畑のお世話~ ジャガイモを植えよう!」
速報レポート3 「畑のお世話~ 野菜の収穫活動」
速報レポート4 「畑のお世話~ 野菜の収穫活動」
速報レポート5 「はたけのお世話 ~サヤエンドウ、茎ブロッコリー、リーフレタスの収穫」
速報レポート6 「さあ、ことしはなにやろう?」
速報レポート7 「畑のお世話~野菜の収穫」
速報レポート8 「畑のお世話~野菜の収穫」
速報レポート9 「畑のお世話~サツマイモの苗を植えよう!」 
速報レポート10 「畑のお世話~ソラマメを収穫しよう!」 
速報レポート11 「畑のお世話~野菜の収穫」
速報レポート12 「畑のお世話~野菜の収穫」
速報レポート13 「畑のお世話~野菜の収穫」
速報レポート14 「畑のお世話~ジャガイモの収穫」 
速報レポート15 「畑のお世話~ミニトマト・サヤインゲン・モロッコインゲンの収穫」 
即法レポート16 「畑のお世話~土手の草刈りと野菜の収穫」 
速報レポート17 町田市HPで当団体の活動を紹介 
速報レポート18 スクールニュースvol.558で当活動を紹介 
速報レポート19 スクールニュースvol.563で当活動を紹介 
速報レポート20 スクールニュースvol.572で当活動を紹介
速報レポート21 スクールニュースvol.573で当活動を紹介
速報レポート22 活動報告:第8回特別活動
速報レポート23 畑のお世話
速報レポート24 畑のお世話
速報レポート25 畑のお世話(その3)
速報レポート26 畑のお世話(その4)
速報レポート27 冬野菜の苗づくり
速報レポート28 こどもの国 下見探索 (1/2 環境篇)
速報レポート29 こどもの国 下見探索 (2/2 いきもの篇)
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速報レポート33 第6回定例活動「特別企画~こどもの国で生きものをさがそう!」
速報レポート34
速報レポート35 活動案内:第7回定例活動
速報レポート36 活動報告:第7回定例活動
速報レポート37 スクールニュース Vol.592 で紹介
速報レポート38 モンシロチョウ えっ外来種?
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■別年度のレポート
2023年度 都市近郊に住む子どもたちが、作物を植え・育て・収穫し・食べ、いきものとふれあう『体験的環境学習活動』 実施レポート

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