NO団体名主な企画内容
9 つくし野ビオトーププロジェクト(東京都) 「都市近郊に住む子どもたちが、作物を植え・育て・収穫し・食べ、いきものとふれあう『体験的環境学習活動』」
地域内の畑(生産緑地)を利用し、春から秋にかけて、自ら作物を植え、育て、収穫し、料理して食べる活動を通じて、自らの命と食べること、生きること、地球・地域環境との繋がりを体験し、味わい、理解を深める。

速報レポート1 第12回定例活動「種ジャガイモの植付+段ボールコンポスト研修会」

活動日:3月11日
活動場所: 町田市つくし野 専用畑内
参加人数:未就学 5名/ 小中学生15人 / 大人 11人 / 指導者 9人 / 合計40人
活動内容:

この日の準備は、2週ほど前から。 
ジャガイモ植付予定地の土づくり(落葉堆肥・苦土石灰・化成肥料の投入耕耘)から開始。
前日は、開催当日の進行を容易にし、活動時間を短縮化するため、植付用ウネを掘り…。
開催日の3月11日当日は8:45から、一人で現地準備開始。

活動場所に、この日の使用機材を設営した後はこんな感じ。
今季初めて、久々にタープを張り。

この日用意し、掲示した説明資料のパネルはこんな感じ。
S姉妹に早く来てもらい、受付をお願い。

最初に私から…
野菜作りには、化成肥料だけではだめ、セントラルパークの落ち葉、野菜や剪定枝を粉砕したもの、ヌカなどを混ぜ、1年ほどかけて作った腐葉土などを畑の土に混ぜ、地中の見えない微生物のエサとなるよう、よく混入して土を育てていることを説明。

落ち葉や、いつもよく使う「牛ふん」堆肥以外、量販店で容易に手に入る「馬ふん」、「トンぷん」、「鶏ふん」の実物をトレーに入れて紹介。
これ以外に高いけれどよく効くものとして、コウモリのフンでできた「バットグアノ」、カブトムシの幼虫のフンも、とても良い肥料になる…と実物で紹介。

堆肥づくりで、家庭の台所の生ごみから作る方法として「段ボールコンポスト」による方法を「(一財)まちだエコライフ推進公社」のご協力を得て、実物と製作方法を紹介。
公社のSさんから、この方法の考え方や効果、具体的な作り方、生ごみの投入に当たっての注意点などをご説明・ご指導頂き…。

手に持った2色のピンポン球で、家庭ごみに含まれる4割の生ごみをわかりやすく説明するSさん。

私が事前に活動場所でつくっておいた町田市指定ごみ袋の各種大きさの実物比較展示。

説明の後は、事前に活動で購入しておいた5つのセットを実作体験。

作業をはじめたら、余裕があったブルーシートが狭く感じられ…。

できた段ボールに竹の粉末、米ぬか、竹炭をビニール袋の中で混ぜたものを投入すると、出来上がり。

これは説明してくださったSさんご自宅で、この日朝食ででた生ごみ。
コーヒー豆のカス、オレンジとリンゴの皮を投入しているところ。

公社が全員にプレゼントしてくださったのはこの説明パンフレットとペットボトルにつけてジョウロとして使える「ジョロペット」

「段ボールコンポストは、容器として使用する段ボール箱が安価かつ入手が容易である点と、堆肥化に必要とされる保温性と余剰水分を壁面から排出できる水分調整機能を持ち、経済面と機能面で優れている」
…とウィキペディア先生はおっしゃる!! 

更に、私なりにまとめると・・・
問題点(課題)
 ▶段ボールの耐久性に問題がある。(⇒段ボールの通気性を活用した方法なので…)
 ▶虫が発生する恐れがある。(⇒こまめに対応する方法か?))
 ▶屋外設置が原則となる。(⇒ダニなどの発生は防げない。)

メリット
 ▶ごみが減量できる(⇒4割の家庭ごみが減れば、ごみ袋1サイズダウンも!!)
 ▶悪臭が発生しない(⇒通気性が高く、好気性の)
 ▶ランニングコストがかからない(⇒生ごみ処理機は電気をとても消費するけれど…)
 ▶エネルギーを消費しない(⇒地球にやさしい)
 ▶寒冷地でも使用できる(⇒つくし野でも冬は越せる)

デメリット
 ▶処理や切返しに手間がかかる(⇒生き物を世話をするつもりで…)
 ▶完全な防虫は難しい(⇒気を付けるしか方法はないか?)

私が以前試みたミミズコンポストも長所短所があった。
今回手法の良さをいかしながら、課題とうまく付き合っていくという事か?…と。
この方法では、竹の粉末を基材に利用しているけれど、他の素材(ピートモス、おが粉…)でも利用できそう…。

次のプログラムは私から。
まず、ジャガイモの作物としての特徴と植えつけ方の注意について説明。

同じウネを作るのでも、サツマイモとジャガイモでは、イモができる場所が異なるので、まったく方法が異なることを、畝の断面を描いて説明。

私から、種芋の植え方と肥料の撒き方を説明した後、後は若いお父さんたちに子供達への指導をお願いし…。

この日は、離れた2カ所に種芋を植付。

一方、公社の3名さんとお母さんたちには並行して野菜の収穫作業をお願いし。

この日は、ブロッコリー・茎ブロッコリー・ケロッコが収穫の最盛期!!

春キャベツも1ウネを収穫。

ブロッコリーは、要するにエディタブルフラワー(食べられる花)。
…だから、花束とも。

ブロッコリーは、市販の物より、1.5倍ほど大きい。

ロマネスコも、今年は株が巨大化。

カリフラワーもこんな大きさに…。

茎ブロッコリー、ケロッコもこんな感じでトレーに山盛りにして何回も運搬。

収穫する一方で、早めに配分準備を進行…。

小学女子たちが、収穫した葉物野菜が寒さで傷んだ部分の処理・掃除をしてくれ…。

一家族当たりの配分量は、こんな感じ。十分な量が…。

新キャベツは、家族にひとつずつ配分できたので、相当のボリュームがあり。

配分方法は、いつものように番号札で抽選。
集合写真はこんな感じ。(リサイズしてあります。)



解散後、種ジャガイモの希望者に、一家族2個ずつ配分。
段ボールコンポストも希望が9家族いたので、公平にジャンケンで4家族にプレゼント。
コンポストは生き物を飼うようなイメージが大切。
大事に育ててね…。
4/9のジャンケン戦の上、勝ち取った段ボールコンポストを検分する当選した4家族。

この日の参加者は、
未就学:5名。
小学校1年:1名、2年:3名、3年:5名、4年:3名、6年:2名。
小学生の合計:14名
中学生:
未成年の合計:20名
エコライフ公社(Sさん、Kさん、A氏):3名
近隣住民(Oさん、Fさん):2名
顧問・取材・代表(樋村夫妻、岡本さん、小池):4名
成人の合計:20名
参加者の総合計:40名

活動内容報告のブログ

つくし野ビオトーププロジェクト: 活動報告:第12回定例活動を実施 (biotop-project.blogspot.com)



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速報レポート3 第1回定例活動「畑のお世話~野菜の収穫」
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2021年度 都市近郊に住む子どもたちが、作物を植え・育て・収穫し・食べ、いきものとふれあう『体験的環境学習活動』 実施レポート

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