NO団体名主な企画内容
46 平尾台自然の郷(福岡県) 「平尾台カルスト大冒険! 〜3億5千万年の時代を超えて〜」
"平尾台を形作る石灰岩は、3億5千万年前に赤道近くにあった珊瑚礁が、海洋プレートにのって移動してきたものだと考えられている。平尾台の【大地の大冒険】の軌跡を辿って、ドリーネや洞窟を探検する。"

速報レポート12 『野焼きを考える』

■9月19日(水)の参加人数
午前 【小学4年生】61名  【教員】4名  【ガイド】5名
午後 【小学4年生】20名  【教員】2名  【ガイド】4名

 久しぶりに青空の下、ドリーネ探検を行いました。数日間続いた雨のおかげで、若いススキの穂が草原を覆い始めていました。この日は、秋の七草を5種類(ハギ・ススキ・キキョウ・クズ・オミナエシ)を見ることができました。また、平尾台のフジバカマとして親しまれる‘サワヒヨドリ’も開花していました。最後の1つナデシコは、残念ながら既に花期が終わり見ることはできませんでしたが、キセワタやミシマサイコなどの絶滅危惧種を見つけることができました。
 こどもたちは、この約90分間の探検でいくつもの希少種に出会えるのは、平尾台の自然がたくさんの人の手によって守られてきたこと。そして、その一つが、毎年2月に行われる『野焼き』であることを学びました。野焼きを行うことで背丈の高い草木の遷移を抑制し草原を維持することは、現存する希少な動植物の生育に重要な役割を果たしています。‘自然が豊か’だと言われる平尾台ですが、いわゆる「手つかずの自然」ではなく、人の手で保たれている「半自然」の草原です。『野焼きをしなかったらどうなると思う?』 こどもたちはさらに考えを進めていくことで、これまでと違った視点で自然を見つめるきっかけになったことと思います。


ススキ草原を歩く

どうして野焼きをするんだろう?

野焼きしなかったらどうなる?



速報レポート1 『レッツ!ボトムハンティング!』
速報レポート2 『ナニコレ珍百景に投稿!?』
速報レポート3 『雨水はどこへ行った?』
速報レポート4 『豪雨後のドリーネ探検』
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速報レポート8 『自然が創り出したアスレチック』
速報レポート9 『ようこそ、霧の平尾台へ!』
速報レポート10 『鍾乳洞の中の植物』
速報レポート11 『祝☆3万人突破!』
速報レポート12 『野焼きを考える』
速報レポート13 『太古の動物に想いを馳せて』
速報レポート14 『平尾台を楽しむためのお約束』
速報レポート15 『平尾台は元ハワイ?!』
速報レポート16 『洞窟探検の本番に向けて』
速報レポート17 『岩の砦で自由研究』
速報レポート18 『アニマルサインを探そう』
速報レポート19 『平尾台と人々の暮らし』
速報レポート20 『平尾台に洞窟はいくつある?』
速報レポート21 『静かな地下世界』
速報レポート22 『洞窟探検本番』
速報レポート23 『秋深まる平尾台』
速報レポート24 『自然と人との共生』
速報レポート25 『羊クイズ』
速報レポート26 『こどもたちとガイドさんたち』
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