NO団体名主な企画内容
46 平尾台自然の郷(福岡県) 「平尾台カルスト大冒険! 〜3億5千万年の時代を超えて〜」
"平尾台を形作る石灰岩は、3億5千万年前に赤道近くにあった珊瑚礁が、海洋プレートにのって移動してきたものだと考えられている。平尾台の【大地の大冒険】の軌跡を辿って、ドリーネや洞窟を探検する。"

速報レポート24 『自然と人との共生』

実施日  10月11日(木)
参加人数 午前 【小学4年生】26名   【教員】3名  【ガイド】4名
     午後 【小学4年生】119名  【教員】6名  【ガイド】6名

 平尾台は、豊かな自然が国定公園・国の天然記念物に指定される一方で、セメント材料となる石灰石鉱山という側面も併せ持っています。こどもたちの活動拠点である平尾台自然の郷は、保護区域と産業区域に挟まれた緩衝ゾーンに立地しています。私たちの自然体験活動は、そんな特異な環境の中で行われています。

午前
 明け方まで降った雨でドリーネ探検のコースが滑りやすくなっていたため、午前は雨天プログラムの観光鍾乳洞探検を行いました。平尾台自然観察センターにも立ち寄り、石灰岩がどんなものに使われているのかを学びました。セメントの他、チョークや運動場のライン引きなど、学校でおなじみのものの原料であることをガイドが説明します。さらに、歯磨き粉や食品にも入っていると分かると「平尾台を食べようと?」と驚いていました。この日はお別れの挨拶の時、童謡‘紅葉’をこどもたちが合唱してくれました。突然の歌のプレゼントに、ガイド一同ジーンときました。


垂直の鍾乳洞探検

歯磨き粉やガムにも入っているよ。

突然の歌のプレゼント(;_;)

午後
 午後はドリーネ探検を行いました。見晴らしの良い岩の砦で自由研究の時間、正面の山と背後の山とで趣が異なることに、こどもたちが気づきました。ショベルカーが見える方が石灰石を採掘している鉱山で、平尾台の石灰岩は人間の暮らしを支える貴重な資源であることを学びました。〝限りある資源を大切に、人間は自然とどう向き合っていくのか〟これは大人にとっても難しい課題です。が、この特異な環境での活動が、未来を担うこどもたちに、自然と人との共生について考えるきっかけになればと思っています。


自然「保護区域」

石灰石鉱山「産業区域」

平尾台自然の郷「緩衝ゾーン」



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