「『♪夕やけ小やけ♪の里』から自然体験レッツ・ゴー！」速報ニュース８

１　自然の中で生命の重さを知る･･･ヤギといっしょに！
　本校では、豊かな自然の中で、ヤギの飼育体験活動を行ってきています。子どもたちは、日常の世話を継続的に行い、動物の誕生から生命の大切さを学び感じ、自然の命の営みを知ることができています。この活動は、自他の生命尊重の気持ちを育むことに通じ、豊かな心の成長にも役立っています。また、この活動は学校だけでなく、保護者や地域の方にも呼びかけて行うことにより、保護者や地域との信頼関係や連帯感も深めていくことに通じると考えています。
　「ヤギプロジェクト」の発足は、２年前になります。まず、全校学級会でヤギの受け入れを決定し、その後、小屋の位置決めからペンキ塗り、砂入れ、清掃と準備を進め、母親ヤギを飼い始めました。その間、病気になったり、雪や雨の降ったりした日もありましたが、子どもたちは一生懸命に世話をしてきました。そして、その後、子ヤギ（花子）が誕生。さらに、それから数か月すると、花子が妊娠・出産し、またまた子ヤギ（二郎）が誕生。花子と二郎を散歩に連れて行き、いっしょに遊ぶことは、子どもたちの夢でもありました。この過程を通して、子どもたちは、生命のつながりを実感できたと感じます。今、子どもたちの描いたヤギのイラストを集めた「ヤギTシャツづくり」へと発展しています。これらの活動ができたのも、豊かな自然に恵まれた地域であり、あたたかな地域の人々の応援があったからこそと思います。
　以下、「花子のすきなもの」という子どもの作文を掲載します。

わたしは、花子にえさをあげました。とてもかわいかったので、たくさんえさをあげました。花子はすごくえさを食べていたので、（こんなにえさを食べるんだな。）と思いました。花子のとくにすきなえさは、つばきのみと大こんのはっぱです。つばきのみを石でわると、くりのようなみがでてきます。そのつばきのみをあげると、花子はよろこんで食べます。すると花子は、「メエメエ」と鳴きました。わたしは、（もっと食べたいのかな。）と思いました。みんなでつばきのみをわりました。すると花ちゃんが、「やぎになってみたいな。」と言いました。わたしは、わらってしまいました。つぎに花子とあそびました。校長先生が、花子を校ていまでつれていってくれました。校ていまでいくとわたしは、「花子の首わをとってください。」と言いました。校長先生は花子の首わをとってくれました。花子がおいかけてきたので、ジャングルジムまでにげました。ジャングルジムまできた花子を見て、（花子はのぼれなくてかわいそうだな。）と思いました。何回も何回も花子とおいかけっこをしました。また花子とたくさんあそびたいです。 （２年　女子　M・S　）