「『♪夕やけ小やけ♪の里』から自然体験レッツ・ゴー！」　速報ニュース２４

　１０月２３日（金）。爽やかな秋晴れの中、昨年に続いて全校遠足で陣馬山頂（８５７ｍ）まで行ってきました。昨年は１〜４年生までは、一人も地域の最高峰の山である「陣馬山」に登ったことがない子ども達ばかりでしたが、今年は昨年までの経験から、余裕をもった子が多く見られました。低・中・高と３コースに分かれての全校遠足でしたが、無事に終了することができました。１年生は初めて「陣馬山」に登る子どもたちがほとんどでしたが、一人もリタイヤすることなく全員無事に自分の足で登頂してきました。１年生にとって本格的な山登りはこれが初めてでした。林の中を歩き、石ころの転がる坂を登り、大きな岩を登る。すべてが初めての経験で、疲れながらも一生懸命にがんばりました。『もう絶対に登らない…。』と昨年言っていた２年生も、１年がたち、今年はたくましくなって１年生にお手本を見せていました。午後からは視界もよくなり、山頂からの眺めも格別でした。八王子市内や相模湖方面も見えました。そして苦労して登った達成感と、心のこもったお弁当のおいしさを心に刻みました。頂上は気温が上がり、暑いくらいでした。　
　ところで、八王子市で一番高い山はどこでしょう？ 有名な高尾山でしょうか？それとも陣馬山でしょうか？高尾山は標高５９９ｍ、陣馬山は標高８５７ｍですが、それよりわずかに高いのが八王子市・東京都西多摩郡桧原村・神奈川県津久井郡藤野町の境にある標高８６７ｍの醍醐丸です。昼食が済むと５〜６年生が「陣馬山頂・８５７ｍ」から「和田峠・約４００ｍ」を経由して「醍醐丸・８６７ｍ」目指して出発しました。たくましい限りです。（醍醐丸は八王子で最も西の場所で八王子市最高所。醍醐丸の『丸』というのは古語の山や丘のピークを示す言葉と言われ、八王子近辺だと「杉の丸」「茅丸」「萩の丸」などがある。）
　このような山登りは、景観や自然の風景を楽しむだけではなく、楽しみながら有酸素運動や、新陳代謝の活性化を伴い、知らず知らずのうちに体力作りにもつながります。大変な山道を自力で登るので、根気や忍耐力もつきます。また、共に山登りをする友達との交流ができるという特質もあります。他にも山道でハイカーと出会った時のマナーや態度、山登りの知識や服装、水の飲み方…。遊園地や公園への遠足では得られない、貴重な自然体験ができたと思います。昨年よりも下山バスを１時間遅らせ、子ども達の負担を軽減しました。また、安全確保のためトランシーバーを活用したり、低・中・高と引率者の人数を増やしたりしました。今後も「全校遠足」が子ども達にとって有意義な行事として実施されることを願っています。