「『♪夕やけ小やけ♪の里』から自然体験レッツ・ゴー！」　速報ニュース２５

　１１月１４日（土）。第３回サタデースクール親子炭焼体験教室を行いました。前日からの雨が激しくなり、東京地方は突風や雷雨との予報があり、また猛威を奮う新型インフルエンザで学級閉鎖となり、当初申込された方々もキャンセルされました。主催者側としては、中止も考えたのですが、エコロジー村のスタッフの方々が前日より諸準備をしてくれていたので、あえて強行実施いたします。参加者は少なかったのですが、午後からは雨も止み、大変貴重な体験ができ、またお土産までたくさんいただき、満足していただけました。今後は、学校行事に取り入れるなど、検討していきたいと考えております。
　まず、学校にて炭焼きのビデオを見たり、講義をしていただきました。その後、炭焼きエコロジー村に移動し、竹炭づくりを行いました。孟宗竹を竹割り器でさくのですが、みんな初めての作業でしたが、喜んで行いました。また、窯に火を入れうちわであおいだり、けむりを確かめたりと、いろいろな作業を体験できました。また、別の班では、いろりで竹筒ごはんを炊いたり、焼き芋づくりにチャレンジしたりしました。
　ここで、ご存知だとは思いますが、竹炭の効用について、以下記します。
　さて、竹炭にはいろいろな効能がありますが、まず、空気清浄効果があります。活性炭の消臭剤や芳香剤もありますが、竹炭は使いやすく経済的。また湿気や電磁波もよく吸収します。現在の水道水は水質汚濁のために多量の塩素をもちいますが、そのカルキ臭やカビ臭のもとの有機物や不純物も吸着してくれます。竹炭にはミネラル成分も多く、それが水に溶けておいしいミネラルウオーターにもなります。
　空気や水だけでなく、土もきれいにしてくれます。竹炭には、珪酸やカリウムなどが多量に含まれています。特に珪酸は昔から農家では『土の素』とも言われているそうです。砕いた竹炭を家庭菜園やガーデニングの用土に混ぜると、土の養分が増すばかりではなく、土そのものの通気性や通水性、保水性が高まり、有用な微生物も増殖するそうです。その結果、作物の生育がよくなり、病虫害にも強くなります。さらに、最近の住宅は高気密・断熱化が進み省エネ開発と言われていますが、風通しや換気が不十分で湿気がたまり、カビやダニなどの発生原因にもなっています。こうしたことは、室内に竹炭を置き、敷き詰めることで解決し、効果が半永久的に持続すると言われています。さあ！竹炭利用で快適な住環境にしましょう。