「『♪夕やけ小やけ♪の里』から自然体験レッツ・ゴー！」　速報ニュース２１

　天高く秋空さわやかな朝、今日は、５年生による稲作の収穫日でした。先日の台風でやや稲穂が倒れてしまった部分もありましたが、その後、水に濡れてしまった部分もありましたが、何とか持ち直し、稲穂が朝日に金色に輝いていました。
　子どもたちは鎌をもつのも初めてのようでしたが、友達と交代しながら、根元から「ザクッザクッ」と一生懸命に刈っていきました。B君のおじいちゃんは、田植えの時にも応援に来てくれましたが、今回の稲刈りでも、一人一人の子どもたちに、稲の束ね方など、丁寧に指導してくださいました。
　田植えから夏の日射しを受け、見事に成長した稲は、約９０センチほどになり、重たく穂を垂らしていました。今年は、例年のようなスズメの被害もほとんどなく、豊作を喜び合うことができました。子どもたちが、鎌で切る作業はすぐに終わりましたが、その後、稲を束にして、竹竿につるすなど、様々な手間のかかる作業にも、黙々と取り組んでいた姿は大変印象的でした。きっと子どもたちには、先祖の農耕民族としての稲作づくりに対する遺伝子DNAが組み込まれているのかもしれません。
　現在は日当たりのよい場所を選び、稲を干してあります。今後、脱穀してから精米しておにぎりパーティかお寿司パーティを計画しているようです。
　また、３年生は、秋野菜の栽培のために畑でカブ・ハクサイ・ダイコンの種を蒔いたり、タマネギの球根植えなどを頑張りました。「大きな大きなカブになれ」と言いながら、水まきも一生懸命に行っていました。自分で蒔いた種から、食材ができることは大きな感動があり、目の前で実感し、体で学ぶことはとても意味のあるものだと思います。思えば、稲づくりはいろいろな手間がかかるもの。食についての思いや、食べ物を粗末にしてはいけないこと。たった一粒のお米も大事にしようという意識が生まれてくることでしょう。

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