NO団体名主な企画内容
38 ネイチャークラブ(兵庫県) 「命の環境を学ぶ自然体験」
小・中学生が中心となり、世代を超えた人々が動植物と触れ合い、学び合い、教え合う環境教育。形は変わりつつも命はつながり続けている「命の循環」を実感でき、地域貢献にもつながる活動。

活動報告12 「地域間交流農業体験」

日時  6月4日(土)~6月5日(日)
参加者 小学生3人 中学生16人 大学生2人 大人5人 指導者4人
活動場所 6月4日(土)徳島県勝浦郡上勝町樫原
     6月5日(日) 徳島県勝浦郡上勝町大字旭字中村
活動内容

(1) 6月4日(土) 田植え
(2) 6月5日(日) 食育体験学習 ~アマゴを食す~

活動のねらい

●豊かな自然の中での米作りを通して「食の安全」について学ぶ
●自分で捕まえ調理して食す体験を通して、「命」と「自然の恵み」に感謝する心と態度を育む

(1)田植え
徳島県勝浦郡上勝町は山間にある人口1700人の小さな町です。
工業で発展してきた人口45万人の尼崎の町には無い、自然の豊かさや美しい景観が残されていて、7年前から尼崎の中学生と自然体験活動を行うためにこの町を訪れ、森づくりや自然体験活動を行ってきました。今年は私たちの自然体験活動をこれまで応援していただいた町の方々の協力を得て、徳島県の重要文化財に指定されている樫原地区の棚田で米作りをさせていただけることになりました。樫原地区の棚田は200年前から景観を変えずに今でも米作りがおこなわれています。米を育てる水は山から湧き出る伏流水で人間が安心して飲むことができます。
この素晴らしい環境での米作りを通して、安全で安心して食すことができる幸福に気付き、自然の恵みに感謝する心と態度を育む取り組みを始めました。




昔から伝わる定規を使って苗を植えていきます。ほとんどのこどもたちが初めての経験でした。
天気は、あいにくの雨でしたが、そのおかげで根が乾くことなく、稲を傷めずに済みました。
田んぼの水の中には、環境省のレッドリストに準絶滅危惧種として記載されているアカハライモリを見つけることが出来ました。
豊年エビや日本アマガエルもたくさんいました。
とても大きなマイマイの抜け殻も発見することが出来ました。上勝町の樫原の棚田には子供たちが初めて見る生物がたくさん生きています。


アカハライモリ

日本アマガエル

豊年エビ


マイマイの抜け殻

(2)食育体験学習
上勝町を流れる清流で育つアマゴを手づかみで捕まえて調理し、竹藪から竹を切り出して竹串をつくって、自分たちで炭をおこし、焼いて食べる食育体験学習を行いました。








魚は美しい川があり、自然の中で育つ竹があり、森のクヌギの木から作られた炭があるからこそ自分たちがおいしくいただくことが出来たことに気付き、すべて様々な命がかかわりあっていることを実感し、「自分たちが生きるためにいただいた命」に感謝して食事をすることが出来ました。



活動報告1 「大阪湾フォーラムの開催」
活動報告2 「尼崎港の生物調査」
活動報告3 21世紀の森づくり
活動報告4 21世紀の森の巣箱観察
活動報告5 菜の花の観察 花見会
活動報告6 「花と緑のフェスタ」
活動報告7 「菜の花の観察会」
活動報告8 「循環畑づくり」
活動報告9 「ことこと倶楽部」と連携した「命を育む土づくり」
活動報告10 「尼崎の海と運河の生物観察」
活動報告11 「菜種の収穫」
活動報告12 「地域間交流農業体験」
活動報告13 「菜種の収穫」
活動報告14 「いのちのじゅんかんべんきょうかい」
活動報告15 「地域間交流農業体験」茶摘み
活動報告16 「21世紀の森づくり」
活動報告17 「尼崎の海の栄養循環」
活動報告18 「干潟の生物観察」
活動報告19 「綿の栽培・活用と平和のお話」
活動報告20 「猪名川の生物観察」
活動報告21 「甲子園浜の生物観察・尼崎運河・人工干潟づくりとミニヨシズづくり」
活動報告22 「森の保育園」
活動報告23 国際交流活動「巣箱づくり」
活動報告24 国際交流活動「ネイチャースクールと意見交換会」
活動報告25 「ヒマワリ畑づくり」
活動報告26 「循環畑づくりと尼崎運河の生物観察」
速報レポート27 「キャナルフェスティバル」
速報レポート28 「稲刈りと芋掘り」

■別年度のレポート
2017年度 命の循環を学ぶ自然教育 実施レポート

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