NO団体名主な企画内容
38 ネイチャークラブ(兵庫県) 「命の環境を学ぶ自然体験」
小・中学生が中心となり、世代を超えた人々が動植物と触れ合い、学び合い、教え合う環境教育。形は変わりつつも命はつながり続けている「命の循環」を実感でき、地域貢献にもつながる活動。

活動報告24 国際交流活動「ネイチャースクールと意見交換会」

実施日 8月28日(日)10:00~13:00
天気  晴
参加者  5歳~14歳の子供14人 大人12人 指導者2人
活動場所 フィンランド エスポ-市 ビラ・エルフリック環境教育センター
活動内容

森をフィールドとした自然体験教室のプログラムをエスポー市の子供や大人たちと体験する。

活動のねらい

●先進的な自然体験学習の取り組みを学び、情報交換を行うことから自分たちの今後の活動に生かす。

フィンランドのエスポー市にある環境教育センター、ビラ・エルフリックで現地と海外からの旅行者の子供や保護者とネイチャースクールに参加し、インストラクターと自然環境学習のプログラムや、活動の効果について意見交換を行いました。                                 





ビラ・エルフリックのネイチャースクールのフィールドには森と広大な湿地があって、ヨシが一面に群生していて多様な命のゆりかごになっています。また森にはマヒネンという妖精が住んでいると伝えられています。





星の観察やぐらからは全方向が見渡せます。ボート小屋の中には、ここに生息している水辺の野鳥の資料がたくさん掲げられています。
資料は、図が大きく子どもたちにもとても解りやすくつくられています。





妖精のマヒネンが冬の寒さをしのぐための居場所を作っている様子です。子どもたちの創造力や感性が形になって現れます。





虫眼鏡で植物や昆虫の観察をしている様子です。好奇心が高まっていきます。





目隠しをしてロープを伝いながら森を歩いたり、張り巡らされた網を潜り抜けて目的地まで行くゲーム、日頃あまり経験しないことが新鮮に感じられ、視覚以外の感覚が鍛えられていきます。





カクテルパーティーというネイチャーゲームです。フィルムケースの中に、森の木の実や葉っぱを入れて小枝ですりつぶして臭いを嗅ぎあいます。爽やかな香り、甘い香り、いい匂いや、そうでない匂いなど、みんな違ってとても面白いゲームです。
プログラムにあてはめられた2時間が楽しくあっという間に過ぎていきました。
ネイチャーゲームの多くは日本でも行っているプログラムでしたが、妖精の居場所をつくるプログラムは、とても神聖で大人でも、あたたかく優しい気持ちになれました。
この施設は本来エスポー市民のための施設で、エスポー市の子どもたちは必ずこの施設で自然体験学習に参加します。また市街や海外からの旅行者も利用でき年間3万人が訪れます。このような施設はフィンランド国内に30か所あり、野外学習活動、教育環境リーダーの育成の他、夏休みには親が働いている7歳以上の子どもたちをデイケアで受け入れ、酪農体験を行っています。
今回の海外交流では、フィンランドの人々が自然を大切にして生活し、その良さを共有していることを強く感じました。日本でもフィンランドの人々と同じ思いで生きる人がたくさんいて、自然を守り受け継いで次の世代に引き継ごうとしています。フィンランドの森で妖精の存在を感じることができたように、日本でも精霊や神の気配を感じることが出来る森や川、海はまだ残されています。
豊かな自然を守り、次の世代に引き継ぐためにネイチャークラブはこれからも自然界の「循環」について学び、活動を続けていきたいと思います。



活動報告1 「大阪湾フォーラムの開催」
活動報告2 「尼崎港の生物調査」
活動報告3 21世紀の森づくり
活動報告4 21世紀の森の巣箱観察
活動報告5 菜の花の観察 花見会
活動報告6 「花と緑のフェスタ」
活動報告7 「菜の花の観察会」
活動報告8 「循環畑づくり」
活動報告9 「ことこと倶楽部」と連携した「命を育む土づくり」
活動報告10 「尼崎の海と運河の生物観察」
活動報告11 「菜種の収穫」
活動報告12 「地域間交流農業体験」
活動報告13 「菜種の収穫」
活動報告14 「いのちのじゅんかんべんきょうかい」
活動報告15 「地域間交流農業体験」茶摘み
活動報告16 「21世紀の森づくり」
活動報告17 「尼崎の海の栄養循環」
活動報告18 「干潟の生物観察」
活動報告19 「綿の栽培・活用と平和のお話」
活動報告20 「猪名川の生物観察」
活動報告21 「甲子園浜の生物観察・尼崎運河・人工干潟づくりとミニヨシズづくり」
活動報告22 「森の保育園」
活動報告23 国際交流活動「巣箱づくり」
活動報告24 国際交流活動「ネイチャースクールと意見交換会」
活動報告25 「ヒマワリ畑づくり」
活動報告26 「循環畑づくりと尼崎運河の生物観察」
速報レポート27 「キャナルフェスティバル」
速報レポート28 「稲刈りと芋掘り」

■別年度のレポート
2017年度 命の循環を学ぶ自然教育 実施レポート

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