NO団体名主な企画内容
38 ネイチャークラブ(兵庫県) 「命の環境を学ぶ自然体験」
小・中学生が中心となり、世代を超えた人々が動植物と触れ合い、学び合い、教え合う環境教育。形は変わりつつも命はつながり続けている「命の循環」を実感でき、地域貢献にもつながる活動。

活動報告18 「干潟の生物観察」

日時   7月31日(日)10:00~14:30
参加者  小学生4人 中学生16人 大学生6人 大人8人 指導者8人
活動場所 徳島県吉野川河口の干潟
活動内容

 干潟の生物観察

活動のねらい

自然環境豊かな干潟の生物観察を通して、自然界の命の循環と生物多様性を体感する。

干潟の生物観察

今回の活動では、徳島県を流れる吉野川の河口にある中州の干潟に生息する生物を観察しました。
吉野川の河口に生息する絶滅危惧種のルイスハンミョウという昆虫をはじめ初めて目にするカニや貝類を数多く観察する事が出来ました。
今回の活動は、徳島大学の上月教授を中心とする8人の指導者がそれぞれネイチャークラブの参加者に干潟の生物の特徴や生態について丁寧に説明してくださいました。
この観察活動によって、どんな生物にも生きている意味があり、間接的にも直接的にも豊かな自然環境を保つための命の循環に役立っていることを理解出来ました。




まず初めに徳島大学の上月教授から「自分たちの生活と循環」について講義を受けました。
続いて渡辺先生から干潟の生物の生態について説明をしていただきました。


ボートに乗り込んで吉野川河口の干潟にやってきました。



干潟に上陸して生き物を探します



ルイスハンミョウを捕まえました



ルイスハンミョウ



干潟にいくつもある穴の中には、イソガニやハクセンシオマネキが住んでいます。



イソガニ

ハクセンシオマネキ

干潟にはカニが餌を食べる時にできるたくさんの砂団子がありました。

尼崎のコンクリートに囲まれた海と、自然の干潟を比べてみると自然の干潟にはとてもたくさんの種類の生物が数多く生息していることに気づきました。また草の生えているところには多くの野鳥も生息していました。貝、カニ、昆虫、微生物、野鳥、魚など注意してみると今まで見たこともないような生物がたくさん生きていることに気づきました。人間から見ると不思議な形や動きをしていますが、それが自然の中で生きるために最も適しているとわかります。そして自然の中でのそれぞれの生き物の役割がわかってきました。
どんなに小さな生物も一生懸命生きている姿を見て、この地球の中には無駄な命など一つも無いことを参加した小学生や中学生たちが理解してくれました。


活動報告1 「大阪湾フォーラムの開催」
活動報告2 「尼崎港の生物調査」
活動報告3 21世紀の森づくり
活動報告4 21世紀の森の巣箱観察
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活動報告7 「菜の花の観察会」
活動報告8 「循環畑づくり」
活動報告9 「ことこと倶楽部」と連携した「命を育む土づくり」
活動報告10 「尼崎の海と運河の生物観察」
活動報告11 「菜種の収穫」
活動報告12 「地域間交流農業体験」
活動報告13 「菜種の収穫」
活動報告14 「いのちのじゅんかんべんきょうかい」
活動報告15 「地域間交流農業体験」茶摘み
活動報告16 「21世紀の森づくり」
活動報告17 「尼崎の海の栄養循環」
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活動報告19 「綿の栽培・活用と平和のお話」
活動報告20 「猪名川の生物観察」
活動報告21 「甲子園浜の生物観察・尼崎運河・人工干潟づくりとミニヨシズづくり」
活動報告22 「森の保育園」
活動報告23 国際交流活動「巣箱づくり」
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活動報告25 「ヒマワリ畑づくり」
活動報告26 「循環畑づくりと尼崎運河の生物観察」
速報レポート27 「キャナルフェスティバル」
速報レポート28 「稲刈りと芋掘り」

■別年度のレポート
2017年度 命の循環を学ぶ自然教育 実施レポート

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