NO団体名主な企画内容
38 ネイチャークラブ(兵庫県) 「命の環境を学ぶ自然体験」
小・中学生が中心となり、世代を超えた人々が動植物と触れ合い、学び合い、教え合う環境教育。形は変わりつつも命はつながり続けている「命の循環」を実感でき、地域貢献にもつながる活動。

活動報告26 「循環畑づくりと尼崎運河の生物観察」

実施日  9月18日(日)9:00~15:30
天候   雨時々曇
参加者  小学生2人 中学生12人  指導者5人
活動場所 尼崎北堀運河水質浄化施設 キャナルベース
活動内容

① 循環畑づくり
② ボサカゴの観察
③ 人工干潟の観察

活動のねらい

●畑づくりを通じて、尼崎運河の栄養を循環させるための仕組みを学び、自然再生や循環型社会の構築に向けて取り組もうとする心と態度を育む。
●生物の生きる力を知り、人間と自然が共生することの大切さに気づく。

①循環畑づくり
尼崎北堀運河水質浄化施設に繁殖する藻類や貝類を回収し、雑草と混ぜ合わせて作った堆肥でこれまで運河沿いにある「循環畑」で菜の花や、ヒマワリを育ててきました。先週から、10月2日に開催する「尼崎キャナルフェスティバル」の当日に行う菜の花の種まきのために刈り取った雑草を堆肥にする作業と、畑の整備を行う予定でした。しかし9月に入り、雨が続いて思うように作業が出来ませんでした。今日も朝から激しい雨が降り活動中止も考えましたが、中学生の「雨でもできるだけのことはしたい」という積極的な気持ちが通じたのか作業を始めると、雨は次第にやんで予定通りの整備をすることができました。









②ボサカゴの観察
尼崎運河に沈めた、ボサカゴを引き上げて中に入っている生物を調べました。
運河の底に沈めたボサカゴには、生物は確認できませんでした。運河の底に酸素はほとんど無いため生物が生きていけない状態になっています。
しかし、水深1メートルの上層では、様々な生物が確認され、一番の驚きはボサカゴで観察をはじめて初めてウナギがカゴの中に入っていたことです。とても大きなウナギで参加者の小学生や中学生が初めて生きているウナギに触れることが出来ました。





●ボサカゴに入っていた生物:ウナギ ウロハゼ チチブ スジエビモドキ トサカギンポ

③人工干潟の観察
 8月17日に甲子園浜で採集したイシマキガイを尼崎運河の人工干潟に投入して1か月がたちました。人工干潟の浅場では、私たちが小さな生物の隠れ家として置いた岩に、たくさんの藻が付着して夏場にはその藻が死んでヘドロになってしまうことが問題となっていました。その問題を改善するために藻を餌として食べてくれるイシマキガイを投入したのです。今回の観察では浅場の岩にはほとんど藻がついておらず、イシマキガイが岩の藻をしっかり食べて生き続けていたことが解りました。ナンバリングした貝を回収し、貝の大きさや重さを測定したところ確かに成長していることを確認できました。







活動報告1 「大阪湾フォーラムの開催」
活動報告2 「尼崎港の生物調査」
活動報告3 21世紀の森づくり
活動報告4 21世紀の森の巣箱観察
活動報告5 菜の花の観察 花見会
活動報告6 「花と緑のフェスタ」
活動報告7 「菜の花の観察会」
活動報告8 「循環畑づくり」
活動報告9 「ことこと倶楽部」と連携した「命を育む土づくり」
活動報告10 「尼崎の海と運河の生物観察」
活動報告11 「菜種の収穫」
活動報告12 「地域間交流農業体験」
活動報告13 「菜種の収穫」
活動報告14 「いのちのじゅんかんべんきょうかい」
活動報告15 「地域間交流農業体験」茶摘み
活動報告16 「21世紀の森づくり」
活動報告17 「尼崎の海の栄養循環」
活動報告18 「干潟の生物観察」
活動報告19 「綿の栽培・活用と平和のお話」
活動報告20 「猪名川の生物観察」
活動報告21 「甲子園浜の生物観察・尼崎運河・人工干潟づくりとミニヨシズづくり」
活動報告22 「森の保育園」
活動報告23 国際交流活動「巣箱づくり」
活動報告24 国際交流活動「ネイチャースクールと意見交換会」
活動報告25 「ヒマワリ畑づくり」
活動報告26 「循環畑づくりと尼崎運河の生物観察」
速報レポート27 「キャナルフェスティバル」
速報レポート28 「稲刈りと芋掘り」

■別年度のレポート
2017年度 命の循環を学ぶ自然教育 実施レポート

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