速報レポート４　【鉄粒編】文室鉱山跡を探検したよ！①

　さあ、文室鉱山跡にやってきました。バスに乗って３０分間、バス内はまるで遠足に行くような賑わいで、着いたときには笑いすぎて、少し疲れているような感じでした。今からが本番なのに…。
　ここ文室町は、越前市の味真野地区の南部に位置しています。そしてその味真野地区は、継体天皇の伝説がたくさん残っています。鉱山で栄えたのは室町時代より後ですが、鉱山があるということは、金属の脈があるということなので、室町以前にも製鉄が行われていた可能性は、十分にあります。そしてその地に継体天皇の伝説があるということは、継体天皇が文室で作られた鉄を使って権力を手に入れたと考えても、おかしくはないでしょう。さあ、はたしてノロは見つけられるでしょうか。
　バスを降りると、児童は長袖長ズボンに着替え、長靴に履き替えました。いざ出発です！　実は文室鉱山跡は、一般に知られているスポットでは全くありません。それどころか、地元の人にもほとんど知られていない "穴場"なのです。ということで、訪れる人は、ほとんどいないのが現状です。したがって、道中は倒木や苔むした大岩だらけ。それでも子どもたちは、倒木の下をくぐり、上をまたぎ…。自分の背丈に合わせて、みんなたくましく進んでいきました。最大の難関は、最後の急斜面。そこも子どもたちは互いに手を取り合い、声を掛け合いながら、誰一人けがすることなく、広大な鉱山跡にたどり着くことができました！

• 登るとき、木や石があって、じゃまで歩きにくかったけど、と中から、ぼうけんしている気分になって、楽しくなってきました。
• 私がおびえていたときに、前にいた友達が手をかしてくれて、とても安心して登ることができました。
• 「すご～い！」「大きい！」「やっば！」と、目の前にある、鉱山跡の絶景に、思わずさけんでしまいました。
• 上に着くと岩が大きくけずられていて、テレビでみたような所だったので、すごいなあとびっくりしました。
• 石のかべには、茶色や黒のしまもようがあり、水もたくさん出ているので、不思議だと思いました。
• 石のかべの上にはこけが生えていて、天然水と思われる水がポタポタ落ちてきていて、自然って不思議だなあと思いました。
• ６００年前の人は、機械も使わずにどうやってあんなにかたい岩をほって、金や銀を見つけられたのか、不思議です。
• 足もとに鉄っぽいものが落ちていることに気づき、持ってみると、ふつうの石よりは重かったので、たぶん鉄だと思います。
• 帰り道は、落ちていた木の枝を、つえがわりにして歩いたので、転ばずに帰れました。

プログラム検索に戻る