速報レポート１２　【鉄粒編】ノロを探そう①

　楽しかった修学旅行も終わりました。次の大きな目標の一つは、総合学習で成果を出すことです。具体的には、継体天皇が越前市で暮らしていたという伝説を史実にするため、鉄作りの証拠となるノロ(鉄を作るときに出るカス)を、ここ大虫で見つけることです。継体天皇が天皇になることができたのは、大和よりも早い時期から鉄を使用していたからだと言われているのです。
　速報レポート８では、高森町と北山町から、ノロらしきものを子どもたちが見つけたことをお知らせしました。しかしあれから１ヶ月、ノロに関する新しい情報はありません。
　ということで、まずはノロを探す前に、たたら製鉄の材料となる砂鉄がどれくらいあるのかを調べようと、校庭に出て砂鉄を集めてみました。はじめはあまり興味を示さなかった子も、意外に多く砂鉄が集まるので、いつの間にか校庭のいろいろなところに移動して、楽しそうに砂を触っています。そして、砂よりも大きい小石が磁石につくことに気付いた子を紹介すると、今度は"大物"集めにみんな夢中。あっという間に時間が過ぎていきました。子どもはこういう時間が大好きです。　

• なぜ校庭の茶色い砂から、黒い砂鉄が出てくるのか、不思議に思った。
• 校庭にだれかが砂鉄を捨てたんじゃないかとかんちがいしてしまうほど、たくさん砂鉄がとれた。
• くっつく石があったので、大虫はいいところだと思いました。
• 思っていた１０倍以上の砂鉄やくっつく石が出てきたので、大虫って歴史に関係しているんだとおどろきました。
• 磁石を落としてしまい、拾うと磁石にたくさんの砂がびっしり付いてしまい、落とすのがたいへんでした。
• 大きい石を期待しましたが、豆より小さい石しか見つからなくて、ちょっとがっかりしました。
• 取ればとるほど、もっと取るぞ～という気持ちになって、とても楽しかった。
• ペットボトルに砂鉄が少しずつたまっていく様子がおもしろかった。
• 夢中になって探していたら、ふくろが破れてしまいました。
• 今までは気になるところだけを探していたけど、きちんと細かく探せば、たくさん見つかることが分かった。

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