速報レポート３２　【米粒編】　しめ縄を作ったよ

　４月から活動してきた「弾け飛ぶ汗の粒を米の粒に」も、いよいよ終わりを迎えました。しめの活動は、まさに文字通り、しめ縄づくりです。材料はもちろん、自分たちが植えた苗が生長したもの。思い返せば５月、薄緑で細々としていた苗が、今は太いワラとなって５年生の目の前にどんと積まれています。その間には、越前市の文化財に指定されている虫送りになぞって、自分たち独自の虫送りを創作したり、自分の手で脱穀したりと、５年生は様々なことで汗をかいてきました。その１年間の思いが詰まったワラで、地域の方を講師としてお招きし、正月飾りとなるしめ縄を作りました。　
　まずは一人一人がワラを１０本ぐらい取り、その中に含まれている葉っぱやごみなどを除去して、根元を揃えたら、ひもでしばります。その後は３人組になり、３人が協力してそれぞれのしめ縄を作っていきます。つまり、一人のワラ束を３つに分けて、一人はワラが動かないようしっかり根元を押さえ、残りの２人がワラをねじってよっていくのです。「よる」とか「ねる」とか、講師の先生は簡単におっしゃいますが、右にねじるときと左にねじるときがあるので、そんなに簡単にはできません。最初は「こ、これがしめ縄！？」という代物が少なくありませんでした。しかし、３人が思いっきり知恵を出し、うんと汗を出したからでしょうか、どの組もいつの間にか、普通にお店で売っているような見事なしめ縄を作っていました。
　最後は、自分で作った紙垂を取り付けて完成です。みんな早く持って帰りたくて、うずうずしていました。

• かっこいいしめなわができたので、とってもうれしいです。
• 力の加減がわからなくて、なわがゆるくなってしまい、やり直しました。
• 作業が進んでいくと、見たことがあるような形に近づいていったので、わくわくしました。
• 動かないようにワラを力いっぱいおさえたので、手にあとがつきました。
• いちばんむずかしかったことは、紙垂をつけることでした。なかなかささらなくて、時間がかかりました。
• とってもきれいに作ることができて、自分でもびっくりしました。
• わたしは、なわをねじる役になりました。はしからはしまで、力いっぱいしぼるようにねじるのが、すごくつかれたので、びっくりです。
• しめなわは、協力しないと作れないことが分かりました。
• しめなわは、おばあちゃんの家にある神だなにかざりたいです。かざって、悪いことがおきないようにしたいです。
• 今度は家で、おじいちゃんといっしょに、しめなわ作りをしてみたいです。

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