速報レポート１０　【米粒編】虫送り・かかし建立に向けて①

　先週の話し合いで、自分たちの田んぼに虫送りをすることと、かかしを建てることが決まりました。その後、自分が虫送りグループか、かかしグループのどちらに入るかを、４１人全員が話し合って決めました。今回の報告は、それぞれのグループ２・３時間目の活動です。

虫送り
　虫送りは江戸時代から続く伝統的な行事です。ですからいくら子どもたちが創作するとはいえ、内容があまりにかけ離れているのでは儀式としてはどうか、ということで、まずは虫送りがどのようなものなのかを、タブレットで調べてみました。そして、太田新保の七夕行事の様子も知った上で、自分たちはどのような方法で、田んぼから虫を追い出すのかを話し合いました。

　話し合いの結果、
①太鼓で大きな音を出して虫をびっくりさせた後、本当の虫送りを擬したおどりで、虫を追い払う　
②虫を追いかけ、虫と戦う
③虫を食べる益虫を田んぼに放つと同時に、大きなうちわで虫を吹き飛ばす
④大きなかごに虫をおびき寄せ、安らかに眠ってもらうためにお祓いする
となりました。さあ、次回から準備を開始します！

かかし
　５体のかかしを、何か統一したものにそろえようということで、子どもたちは頭をひねって考えました。その結果、鳥が穂を食べないよう神様にお願いするという理由で、七福神などの「神様かかし」、天を司ることができるから「神話かかし」、鳥がびびって寄りつかないことを期待して「武将かかし」、強そうだから「強いアニメキャラかかし」、鳥を食べたり退治したりしてくれるから「動物かかし」が挙げられ、子どもたちは、自分の案が採用されるよう、熱く議論を展開しました。
　最後に残ったのが「神様かかし」と「動物かかし」。最終多数決の結果、「動物かかし」を作ることに決まりました！　そして残った時間、さっそく竹を組み立てました。のこぎりやノミを使い、ちょっぴり大人になった気分。作り方で分からないところは、タブレットで調べました。

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