NO団体名主な企画内容
32 大阪市立新北島中学校 科学技術部(大阪府) 「大和川を源流から河口まで調べて川って何かを考える!」
"中学生が身近な河川を源流から河口まで、お互い協力して主体的に調べることによって、自然と人間の営みの関係について考える。現在取り組んでいる河原のゴミ問題について自分たちの解決方法を考えてみる。"

速報レポート5 大和川での水質調査(新入部員に教える)

活動日 3月24日(土)参加人数 中学生10名 指導者1名 活動場所 大和川河原、技術室
活動日 3月28日(水)参加人数 中学生13名 指導者1名 活動場所 大和川河原、技術室
活動日 4月21日(土)参加人数 中学生 5名 指導者1名 活動場所 大和川河原、技術室
活動日 4月27日(金)参加人数 中学生22名 指導者1名 活動場所 大和川河原、技術室
活動日 5月18日(金)参加人数 中学生22名 指導者1名 活動場所 大和川河原、技術室
活動の目的

  • 新入生に水質調査をすることによって、正確な調査の大切さを知ってもらう。(実験室とは違い、再現性が担保されない(一度きりの測定もあり得る))
  • 川の水質を化学的に計測することによって、大和川の変化について知る。(本来は水生生物調査のほうが望ましいが、河口付近は岸の構造や水質(下水処理場が近く、バクテリアなどもたくさん生息している)の影響で水に入れないため化学的な計測を行う。)
  • 水質調査の技能を高めるとともに、野外での測定の難しさや大変さを知る。
  • 正確な測定をできるようにお互い協力する大切さを知る。(一人ではほとんど測定できない)
  • 先輩が後輩に水質調査方法を教えることによって、コミュニケーション能力や教える力を高める。

活動内容

 大和川の水質の季節変動を見るために水質調査を行っています。測定項目は簡易水質キット(チューブ状で水を中に入れて検査するもの。有名な名前があるが登録商標なので)で測定しているのが、COD、アンモニウムイオン、亜硝酸イオン、硝酸イオン、全硬度、Mgイオン、リン酸イオン、pHになります。電気的機械で測定しているのが、pH、DO(溶存酸素)、塩分濃度、EC(電気伝導度)、ORP(酸化還元電位)、TDS(総溶解固形分)、気温、湿度、水温になります。光学や肉眼を利用したものでは塩分濃度計と透視度計があります。pHや塩分濃度は複数の機器で測定しています。測定している方法が違うため数値に差があることがあります。こういった測定をすべて中学生のみで行っています。(指導者は手伝いません。参加部員が少ない時は手伝いますが…)熱心な部員は自分から機械の使い方を習得しようとするので特に困りません。また、指導者が手を出さないので自分たちの研究という自覚もできてきます。


簡易水質検査キットでの測定

酸化還元電位の測定

溶存酸素の測定

 4月からは新入部員が入ってくるので、上級生はしっかり新入部員に教えています。基本的に教えたがりになっています。(あちこちで発表活動をしているので)


透視度計での測定の説明

新入部員がORPの測定をやってみる

いろいろ分かれて説明

指導上の留意点と失敗点

  • 川では最悪死亡事故も起こりかねないので、安全への事前指導と監視を怠らないようにしました。
  • 新入生は特に危険な行為をする可能性があるので、上級生にも注意するように指導しました。
  • 中学生なので間違えて教えることもあるので、フォローをするようにしました。 ×3月28日の調査で、部員が測定機器を川に落として慌てた指導者が滑りやすい岩で滑る事故を起こしてしまった。機器の使い方の説明が足りてなかったのと、慌てて事故を起こしてしまった。(ケガはなかったです。)

部員の感想

  • パックテストを1年生にやらしてみたりしたけど、やっぱり最初だからすごく結果を言うのが遅かった。でもみんなちゃんとしていて良かったと思いました。(2年T.T)
  • 5/18大和川は一部干上がっていた。陸ができていた。やっぱり水に漬かっていたから土が柔らかい。そんな中でも、川の水をすくう体験作業をさせてもらった。重かった。暑かった。(1年Y.M)
  • 大和川の水質調査では、水の量が少なく砂が出ていてそこにも入れました。パックテストでは大和川の水を使って、ぼくはCODを調べました。結果は9でした。pH計の使い方を2年生の人に教えてもらいました。(1年N.F)



速報レポート1 今までの大和川に関する活動と今年度の活動について
速報レポート2 地域の大和川一斉清掃に参加
速報レポート3 新入部員勧誘(CMづくりと部活体験)
速報レポート4 遠隔操作の採水道具の開発
速報レポート5 大和川での水質調査(新入部員に教える)
速報レポート6 河原のゴミ調査(『水辺のごみ見っけ!』全国水辺のごみ調査)参加
速報レポート7 自然史博物館・植物園・特別展 ワークシート学習
速報レポート8 石川上流調査(河内長野市滝畑)と滝めぐり
速報レポート9 第15回身近な水環境の全国一斉調査の参加
速報レポート10 水槽の掃除
速報レポート11 洪水や大和川の恐ろしさを知る
速報レポート12 夏休みの大和川の研究について試行してみる。
速報レポート13 夏休みの大和川集中水質観測の第1回実施
速報レポート14 夏休みの研究についての共通認識と科学教室の発表準備
速報レポート15 夏休み科学教室を部員たちが主催する 1
速報レポート16 夏休み科学教室を部員たちが主催する 2
速報レポート17 夏休みの大和川集中水質観測の第2回実施
速報レポート18 はじめての合宿(準備篇)
速報レポート19 はじめての合宿(その1 出発~水質調査~川遊び)
速報レポート20 はじめての合宿(その2 野外炊飯~就寝~朝食~夫婦滝~昼食~帰宅)
速報レポート21 夏休みの大和川集中水質観測の第3回実施
速報レポート22 夏休みの大和川集中水質観測の第4回実施
速報レポート23 大和川中流域調査の下見
速報レポート24 夏休みの大和川集中水質観測の第5回実施
速報レポート25 科学系クラブ連盟研究活動交流会(太子町立中学校)への参加
速報レポート26 プラスチックゴミのリサイクル啓発ビデオの作成とテスト勉強
速報レポート27 科学技術部の自然科学分野や技術分野での活動について
速報レポート28 第70回大阪市中学校生徒理科研究発表会の準備と練習と本番と反省
速報レポート29 大和川中流域調査(羽曳野市石川河川公園星の広場)
速報レポート30 学校野菜園の整備と発表のポスター作り、打ち合わせ
速報レポート31 大阪府学生科学賞に出品
速報レポート32 滝畑~河内長野駅までの石川観察水質調査の下見
速報レポート33 大阪府生徒児童発明くふう展 奨励賞受賞
速報レポート34 大阪市立中学校総合文化祭出場
速報レポート35 地域の木材に関するイベントにボランティアとして参加

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