NO団体名主な企画内容
32 大阪市立新北島中学校 科学技術部(大阪府) 「大和川を源流から河口まで調べて川って何かを考える!」
"中学生が身近な河川を源流から河口まで、お互い協力して主体的に調べることによって、自然と人間の営みの関係について考える。現在取り組んでいる河原のゴミ問題について自分たちの解決方法を考えてみる。"

速報レポート24 夏休みの大和川集中水質観測の第5回実施

活動日 8月18日(土)参加人数 中学生13名 指導者1名 活動場所 大和川河原、教室
活動の目的

  • 汽水域での潮汐による水質の影響を調べる。(今回は小潮 干潮7:34→満潮13:42→干潮17:12)
  • 朝から夕方まで大和川の水質を調査し、水質の日変化を調べる。
  • 新しい採水装置を用いて、複数の地点での水質の違いを見出す。
  • 夏休みの宿題の点検を実施
  • 発表研究用の活動を一部行った。

活動内容

 気象庁の潮位表によると18日近辺で大阪府堺の港(中学校の最寄りの港)で小潮になる予想です。この日が潮位の影響が小さい時の水質の変化を見るのにちょうどよい日時だったので、朝から夕方までの水質調査を行うこと決めていました。
 今回は最初に夏休みの宿題チェックを行いました。学年別にお互い同士で宿題をしっかりできているか確認し合いました。しっかりできていた部員には、大阪の日本橋にある電子パーツ店(発表用研究に必要な部品を買いに行った)で無料配布していた天文関係のマウスパッドを渡しました。(他のクラブだと連帯責任とか練習中止などをしますが、そういうペナルティーは幽霊部員が多い部活だとトラブルになるので、+アルファになることのみしています。)
 観測時刻になったのですが、宿題の多い3年生のチェックが終わっていなかったので、1・2年生で大和川の河原に採水に行きました。特にトラブルもなくスムーズに調査を行い、帰校後全員で水質調査を行いました。今回は宿題も一部終わっていない部員以外はすべて終わっているので、自発的に発表用研究に取り組む部員が増えていました。やっていないグループもあったのですが、進捗状況を聞いたところスケジュール的に大丈夫ということで、他の研究を見たりしました。あと、ロボットコンテスト関係の説明を3年生部員にしてもらって、実際に物をつかむ機構を部員同士で確かめていました。その後2回目と3回目の採水を行い、発表用の研究などを行いながら検査を実施しました。最後に接近している台風について注意して活動を終えました。


河原での水質調査

教室での水質調査

発表用の研究作業(重力の研究)


pH計と塩分濃度計

透視度計での測定

研究に必要な大きさの板を作成

指導上の留意点

  • 1年生が人間関係でうまくいっていない部分があるので、注意を払っています。
  • 川原での水質調査では指導者は安全配慮に重点を置いています。水質調査は完全に部員に任せています。
  • 細かい指示は出さずに部員たちが自分で考えて動くようにしていますが、1年生がどう行動したらよいかわからない部員には指導者から声掛けを行っています。

指導者として失敗したところ(ヒヤリハット含む)

  • この日の朝は気温が高くなかったので帽子を持ってきてなかった部員が多かったが、まだまだ熱中症の心配な気温なので、再度注意が必要です。
  • 今回、用事の関係で1回も採水に行かなかった部員がいたことを後から気が付いたので、事前に把握しておくべきでした。

部員の感想

  • 大変そうでしたが自分から進んで活動をする人もいました。いつもより気温が低かったので、朝は心地よいほどでした。ですが少しずつ暑くなってきて少し大変でした。採水装置は操作している時は流されましたが止まっている時は流されもしなかったです。今回の透視度は100cm以上ばかりでとても高かったです。(3年部長M.M)
  • 今回は少し涼しかったので、だるそうな感じはあまりありませんでした。涼しかったので、普段より快適でした。塩分濃度が高い時がありました。透視度はすべて高かったです。(3年T.T)
  • とても暑かった。昨日足をけがしたので、1回しか採水作業に行けませんでしたが、精一杯頑張ったからいいと思いました。はやくケガを直したいと思いました。(2年T.T)

※速報レポート23の補足
 大和川は川幅の広い一級河川で一般的な熱雷では川の増水による危険がありません。その為に熱雷時に橋の下の避難を考えていますが、中小河川の場合は増水による危険があります。(あと、できるだけ午前中に行動し、14時には帰校する予定でいます。)また、7月にあった特別警報が出るような気象状況では実施しませんので補足します。



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