NO団体名主な企画内容
32 大阪市立新北島中学校 科学技術部(大阪府) 「大和川を源流から河口まで調べて川って何かを考える!」
"中学生が身近な河川を源流から河口まで、お互い協力して主体的に調べることによって、自然と人間の営みの関係について考える。現在取り組んでいる河原のゴミ問題について自分たちの解決方法を考えてみる。"

速報レポート29 大和川中流域調査(羽曳野市石川河川公園星の広場)

活動日 9月23日(日)
参加人数 中学生 10名 指導者2名
場所 大和川沿い
活動の目的

  • 大和川沿いに自転車で移動して、大和川の様子を実際に観察する。
  • 大和川の中流域で水質調査を行い、河口などと比較する。
  • 瀬や淵などの川の様子を観察する。
  • 自転車で往復45km移動してみる。

内容

 大和川の河口を調査していて上流の調査も行っていますが、中流域の調査は河内長野駅近くの石川でしか行っていませんでした。できるだけお金をかけずに調査を行いたかったのと、大和川の様子を移動しながら観察するためと、自転車での遠出での経験を部員にしてもらうために中流域調査を自転車で行くことにしました。当初は夏休み期間で行くつもりでしたが、気温が高かったので延期をして、台風などの影響で何度か延期をして9月23日に実施しました。準備物はクーラーボックス、大量の保冷剤、スポーツドリンク、塩飴、水質検査道具一式、軍手、タオルなどです。
 7時30分集合でしたが、ほとんどの部員は30分前には到着していてやる気満々でした。路面が悪いところを通るので、全員にタイヤの空気を入れさせましたが、30分近くかかってしまいました。最初に河口のポイントに向かってそこからスタートしました。台風22号の高潮のためにプラスチックゴミや流木や草などが河原を埋め尽くしていました。発表会のため大和川河口の水質調査を行っていなかったので、ここまでひどい状況とは知りませんでした。川原の状況の写真撮影を行った後、下見の通りに進んでいき、中流域での瀬や淵、支流の合流点などを見ながら移動しました。途中橋の下で水分補給のために休憩を入れました。しばらくたって、後方からスピードが速いと連絡があったのでゆっくり目に進んでいましたが、しばらくたって気付くと後方の指導者が大幅に遅れていました。あわてて止まって待っているとタイヤがパンクしたそうで、そこからしばらく歩いて進むことにしました。パンクした自転車は修理に向かってもらうことにして、本隊はゆっくり自転車で進みながら、途中トイレ休憩をして近畿自動車道の下の元々予定していた休憩ポイントで、パンクを修理した自転車を待つことにしました。途中のトイレ休憩などを長くとったので、それほど待ち時間を発生させずに合流することができました。
 その休憩ポイントのあとはノンストップの自転車道になるので、次の日陰ポイントの石川にある石川橋まで直行しました。前方の指導者が後方の様子を見るために後ろを振り返りながら移動しましたが、ちょっとヒヤッとすることがありました。石川に入ってから水分補給の休憩とトイレ休憩を入れて、羽曳野市の石川河川公園星の広場に到着しました。そこで水質調査を行いました。水質調査後は公園のベンチで昼食をとりましたが、たまたまこの公園には太陽系の惑星の模型のオブジェがあったので、部員たちは興味深く、水星から海王星まで見て回っていました。トイレ休憩ののち帰り始めました。近畿自動車道の下までは順調に来て、近くのコンビニエンスストアで水分を補給しました。その後、下見の時でも間違えた道に進み、引き返そうとしましたがそのまま行きたいという部員の意見で引き返さない間違えった判断を行ってしまい、自動車の交通量の多いルートで進んでしまいました。歩道のないところでヒヤッとするところがあったりしたので、再び河原の道に戻りました。
 本来は浅香地点で採水する予定でしたが、交通量の多いところの移動で神経を使ったので、そのまま帰校しました。帰校後は創造アイデアロボットコンテストに向けてのロボットの作成を行いました。今回の自転車での活動では、パンク1回、チェーン外れ2回がありました。


大和川河口の0kmポイント

台風22号の高潮でのゴミ被害

橋の下での休憩


石川橋したで水分補給

採水バケツで採水している所

水質を調べている所


木星の上で昼食をとっています

休憩ポイントで給水

学校に戻ってロボット作成

指導上の留意点

  • 自転車のマナーを事前指導しました。
  • 準備物は前日に用意したので特に問題はありませんでした。
  • 気温はそれほど高くなかったですが、休憩はこまめにとりました。
  • 途中、川の合流点や瀬や淵のところなどで指導者が説明しました。

指導者として失敗したところ(ヒヤリハット含む)

  • トランシーバーを荷物になると思ってもっていかなかったが、後列の指導者と連絡用にもっていくべきだった。
  • 指導者が途中判断を誤って下見と違う道を通ったのは完全に危険で失敗だった。
  • 軍手を持って行っていたが、どこにしまったかわからず自転車のチェーンが外れたときに使用できなかった。

部員の感想

  • 部員はとても長い距離を自転車で走ったので疲れていました。とても大変でしたが、普段は見ることができない中流域の様子を見ることができました。途中、自転車でトラブルがあり驚きました。周りを確認することの大切さを改めて感じました。中流域では河口より水質は全体的に値が小さかったです。(3年部長M.M)
  • 行きはトラブルもなく順調に進んだ。帰りは気が抜けているのかトラブルがひんぱんに起こり、交通事故にもなりそうだった。堤防のがたがた道に体力がとられとても疲れた。行きは1人1人が気を配って順調に進めたが、帰りは疲れのせいか、気が抜けているのか、周りの人に迷惑をかけたり大きな事故になりかけたりしてとても危険だった。全体的に水質の数値は河口よりも低かった。(3年副部長N.K)



速報レポート1 今までの大和川に関する活動と今年度の活動について
速報レポート2 地域の大和川一斉清掃に参加
速報レポート3 新入部員勧誘(CMづくりと部活体験)
速報レポート4 遠隔操作の採水道具の開発
速報レポート5 大和川での水質調査(新入部員に教える)
速報レポート6 河原のゴミ調査(『水辺のごみ見っけ!』全国水辺のごみ調査)参加
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速報レポート8 石川上流調査(河内長野市滝畑)と滝めぐり
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速報レポート18 はじめての合宿(準備篇)
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速報レポート21 夏休みの大和川集中水質観測の第3回実施
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